北斗の拳 Wiki
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プロフィール
マミヤ
Mamiya
性別: 女性
声優: 藤田淑子
  
声 - テレビ・格闘ゲームPSゲーム版藤田淑子北斗無双:進藤尚美
ユリアに瓜二つの容貌を持つ、美しき女戦士。後に南斗水鳥拳のレイが命懸けで愛した女性でもある。
容姿は背中までのロングヘアーで、若干癖毛がかった髪である。原作では黒髪、アニメ版は赤茶の髪に紫の瞳を持つ。アニメ版の影響から、後継作品やゲームなどでは概ねアニメ版と近い赤系の髪で登場することが多い(原作のように黒系の髪の場合もある。)。
尚、衣装は何度か変わっている。初登場ではミニスカートに太股までのニーブーツを履いていたが、カサンドラ編以降は足にフィットしたパンツに、ロングブーツ、スカート付きの編み上げの上着を着用。
その美しい容姿から、村人達はマミヤの幸せな未来を信じて疑わない程であったが、二十歳の誕生日に妖星のユダに襲われ、目の前で両親を殺された上に囚われの身となる。ユダは各地から美女を拉致しており、マミヤも左肩に消せない「UD(ユダ)」の焼印を押され、心身共に傷つけられた過去を持つ。数日後にユダの元から逃走し、命辛々生還して村に戻ったマミヤは、女であることを捨てて村を守るための戦いに奔走する。ボウガンや刃を仕込んだヨーヨー、さらに鋼製の娥媚刺など様々な武器を用いて、戦士として活躍を続けた。牙一族の襲撃の際には、弟のコウが人質に捕えられた際に村を守るために私情を殺して見殺し、村のリーダーとして冷徹さを備えるようになるも、両親の墓の前では本心を告げコウを守れなかった辛さのあまり、声を押し殺して涙を流した。マミヤ本人は「女を捨てた」と言うも、長旅を経て村にやって来たリンを風呂に入れてやったり、レイに服を切り裂かれた時に瞬時に乳房を隠すなど、女性的な面は損なわれていない。
村の用心棒として雇ったケンシロウとレイに出会い、その行動目的を理解すると村を離れて旅路に同行するようになる。一時はケンシロウに惹かれたこともあったが、ケンシロウが頑なにユリア一筋であったため秘めた片思いに終わる。トキの救出後には、マミヤに「死兆星」が見えていることが判明する。その最中、マミヤの村に攻め込んで来たラオウにレイが敗れて余命3日とされ、マミヤ自身もラオウに殺されそうになるも、レイが「その女だけは殺さないでくれ」とラオウに哀願し、ラオウに心中を指摘されると、「その女は、自分に愛を教えてくれたただ一人の女だ」とそれまで秘められていた想いを告白される。この時、マミヤは初めてレイの想いが自身に向いていた事を知ることとなった。ラオウがマミヤの村から手を退いた後もマミヤの死兆星は消えることはなく、その後彼女の過去の因縁の相手であり、彼女に戦いを宿命づけたユダが「死の運命」の鍵を握っていたことが判明する。マミヤの過去を知ったレイは、その余命を費やしてユダを倒し、マミヤの死兆星を消し去ることで彼女への愛を表現した。余命わずかのレイに別れを告げられマミヤは彼の後を追おうとするも、「お前にだけは無様な死に方は見せたくない」と強い口調で告げられ、マミヤはレイの形見である肩当てを抱き締めながらその場に留まり、涙を流しながら別れを惜しんでいる。
レイの死後は村に留まり、天帝編ではアインの愛娘アスカをケンシロウに頼まれ、預かることになる。この時期の服装は以前より女性らしくしている。
終章にも登場し、ケンシロウにバットとリンの顛末を告げ、ボルゲに捕らわれていた窮地のバットを救おうと、ボウガンでボルゲを撃とうとするが逆に捕らわれる。自身の力ではボルゲに太刀打ち出来ないと悟ると、バットをボウガンで安楽死させ彼の苦痛から解放させようとする。殺されそうになる寸前でケンシロウにバットと共に救われた。
全編にこそ登場しなかったが、作中での主要人物との関りは深く、重要なポジションにいるキャラクターである。レイがユダを倒したことで、作中で唯一「死兆星」の死の宿命が変わって最後まで生き延びた人物であり、バット、リンと共に原作の最終回まで登場した数少ない人物の一人となった。アニメ『北斗の拳』第2部風雲竜虎編では、エンディングのクレジットは第1部のユリアと同じくケンシロウの隣となっており、実質的にヒロインの扱いであった。
女戦士という設定の割には戦闘のシーンはあまり描かれていない。戦闘の描写もケンシロウ達のように超人的な肉体を駆使して戦うというものではなく、主に刃を仕込んだヨーヨーの武器を使って戦っている。その他、鋼鉄製の峨嵋刺、ボウガンも使用している。ただし牙一族編では膝蹴りで、メディスンシティーではハイヒールのブーツ越しの蹴りでガルフの部下を倒すといった描写を見る限り、足技や脚力では常人よりも秀でている。また、牙一族によりナイフ投げの標的にされた際には、体を縛られながらもナイフの軌道を見抜いて避けており、動体視力もそれなりにある。尚、一人での移動手段には大型バイクを使用している。
アニメではケンシロウやレイとともにザコを一蹴する描写が増え、戦闘シーンをバンクシーンとして活用している。また、シーカーの部下もたった一人で蹴散らした。『天の覇王 北斗の拳ラオウ外伝』ではダガールに囚われたレイナを救出するという勇敢なシーンもある。
原作やアニメでまともに戦闘シーンがある貴重な女性キャラであることと、重要なポジションにいる女性キャラという背景から、対戦型格闘ゲーム「北斗の拳」、1作目の「北斗無双」などは唯一の女性キャラとしてプレイヤーキャラクターに選ばれている。北斗の拳の格闘ゲームではプレイヤーキャラクターの1人として登場し、北斗無双では武器と足技を駆使するキャラクターとして登場する。
ユリアと瓜二つということでケンシロウは初見で動揺し、トキもそのことで「ラオウも驚くだろう」と評したほどだが、ラオウがマミヤの容姿に驚く描写はなかった。対戦型格闘ゲームおよび北斗無双ではシンからも「ユリアに似ている」と言われた。
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