北斗の拳 Wiki
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プロフィール
ユダ
Yuda
流派: 南斗聖拳
伝承拳: 南斗紅鶴拳
性別: 男性
愛称: 南斗六聖拳「妖星」の男
声優: 島田敏
  
Yuda1

ユダは、漫画『北斗の拳』に登場する架空の人物。

声の出演[]

外見・身体的特徴など[]

身長183cm、体重99kg、バスト133cm、ウエスト93cm、ヒップ108cm、首周り43cm(データは週刊少年ジャンプ特別編集『北斗の拳 SPECIAL』の「拳聖烈伝」による)。

紅い髪。背中まで達するウェーブのかかったロングヘアスタイル。左右の髪の一部を編んでいる。

衣装は深紅の軍服に紫のマントを着用し、首にはうす緑色のマフラーを巻く。右手には「UD」の印がある金色のブレスレットを装着。

顔には紅色系のアイシャドウとパープルの口紅で妖艶な化粧をほどこす。

カルチャー・クラブボーイ・ジョージに酷似した、中性的な容貌を持つ。

人物[]

南斗六聖拳「妖星」の男。拳速に優れ、その衝撃波からの斬撃に長じる南斗紅鶴拳の伝承者。その拳名の由来は返り血で身を紅く染める鶴の姿と言われる。配下には副官のダガールと腹心であるコマクがいる。

自身の美と知略を誇るナルシストで、裏切りの宿命を背負う。核戦争後、拳王ことラオウの台頭が始まると、配下の南斗二十三派を引き連れて彼の傘下へ走り、手を結んだ。実質的には拳王上位の同盟関係であるが、ユダのこの行動が、後の南斗六聖拳分裂の引き金となった(ユダを動かした黒幕はサウザーであり、「平和を望む者」と「覇権を目指す者」とに対立していた南斗は、ユダの裏切りにより「覇権を目指す者」側へと形勢は傾き、サウザーが望む戦乱の世となった)。 厳密にはラオウの部下ではないが、拳王軍の風下に立つ同盟関係であったことから、ユダの軍閥を「拳王軍団」として扱う場合がある。

ラオウがケンシロウとの壮絶な相打ちの後、一時期姿を眩まして消息が途絶えると、帝国支配も目論むものの部下の甘言にも耳を貸さず、早々に行動してラオウの領地を略奪するなどの愚挙に出なかった慎重さを持つ。だが、その聡明さに似ぬ異常なまでの美への妄執から、修業時代よりレイの技の華麗さに対し激しい嫉妬心を抱いていた。それゆえラオウに敗れて余命幾ばくかになったレイの醜態を嘲笑い、彼の余力を見くびって決闘に応じた。背負う星の宿命にもこだわりを持ち、自らの「妖星」が「裏切りの星」と呼ばれるのを否定し「最も美しく輝く星・天をも動かす美と知略の星」と誇りと共に語っている。さらにレイの義星を「ピエロの星」と蔑み、憎悪を込めて罵った。しかし、追い詰められたレイの奥義に再び心を奪われて不覚を取り敗北。その死を迎える時に、それら憎悪が愛情と羨望の裏返しであったことを告白し、レイの胸に抱かれて静かに息を引き取った。

奥義に関して[]

  • レイを切り刻んだ南斗紅鶴拳奥義「伝衝烈波」(原作には奥義名は記されず)は、ケンシロウが北斗神拳奥義「水影心」で模倣し、シュウや修羅との戦いで威力を発揮した(ただし、テレビアニメではそれ以前に、マミヤの村での戦いにおいてラオウがケンシロウに対して使用している)。
  • 原作において発動する前にレイに敗れて謎に終わった奥義「血粧嘴」に関しては、『天の覇王 北斗の拳ラオウ外伝』でのラオウとの対戦で描写が明らかとなり、両掌による衝撃波となった。しかし「小鳥の囀り」と酷評された挙句、全く通用しないまま馬上のラオウから反撃を受けて敗北した。
    アーケード対戦型格闘ゲーム北斗の拳』においては、高速の飛び道具を放って防御を封じた上で突進し敵を貫く技として描かれ、一撃必殺奥義としてはトキの「北斗有情破顔拳」に匹敵する高性能を誇る。
  • アニメ『北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王』では、ユダはラオウに対し、奥義「点穴駁(てんけつばく)」を使おうとするが、副官で泰山天狼拳のリュウガと軍師のソウガに阻まれてしまう。その後、ユダはソウガの崇山旋風脚で倒されてしまったので、「点穴駁」は、長らく詳細不明だった「血粧嘴」に代わって謎の奥義となっている。

その他[]

  • 美の権化としての性情から、各地から美女を拉致し調教、居城に侍らせる。その証拠として左肩にUD(ユダ)の焼印を押していた。かって囚われの身となった美女の一人にマミヤがおり[1]、死兆星を見た彼女の命運を握る人物として描かれている。それ故、マミヤを愛するレイの最期を飾るにふさわしい敵役となって対決した。
  • 環境や境遇により悪に成ったシンやサウザーと違い、南斗六聖拳の中では唯一純粋悪として描かれた異色の人物であった。登場話数も六聖拳の中では最も短い。
  • TVアニメ版においてはOPなどで他の南斗聖拳の拳士たちは最低1シーン登場する場面があるのにも関わらず彼だけは全編において一度もOPで姿を現すことが無かった。

脚注[]

  1. ユダは、自身が心から美しいと認めてしまったものに対しては無力となると臨終の間際に告白し、マミヤにも手出しできなかったようだ。
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