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拳王軍(けんおうぐん)とは、武論尊原哲夫による漫画『北斗の拳』およびそれを原作としたアニメ作品などに登場する架空の軍隊である。

本稿では主に、『北斗の拳』第1部とそれを原作としたアニメ『世紀末救世主伝説 北斗の拳』に登場した構成員を中心に解説する。

概要 編集

北斗神拳の伝承者争いでケンシロウに敗れ、拳王と称するようになったラオウが「恐怖による支配」を実現すべく組織した軍団である。拳王軍団とも呼ばれる。翼の生えたコブラの紋章を掲げ、核戦争後の荒廃した世界に覇を唱えた。その構成人員は多岐にわたり、カサンドラ監獄の獄長ウイグルをはじめヒルカや狗法眼ガルフのような悪党やごろつきが多数存在する一方で、リュウガやザクのような良将も若干ながら存在する。

その武力で世界を席巻したが、ケンシロウの手でラオウが倒されるとそれに伴い解体した。

構成 編集

※特筆なき場合、声はテレビアニメ版のものである。

ここでは主に、第1部およびそれを原作としたアニメに登場するキャラクターについて解説する。ラオウの愛馬・黒王号についてはラオウの後続として記載した。ユダとその配下については、拳王軍の風下に立つ同盟関係であるためここには含めない。

主要人物 編集

ソウガ、レイナは『真救世主伝説 北斗の拳』からのオリジナルキャラクター。二人は『天の覇王 北斗の拳ラオウ外伝』にも登場する。彼らの詳細は当該記事をそれぞれ参照のこと。

ラオウ
声 - 内海賢二、真救世主伝説・天の覇王:宇梶剛士
北斗四兄弟の長兄。自らを世紀末覇者拳王と称す。拳王軍を組織して覇道を突き進んでいったが、四兄弟の末弟ケンシロウの手で倒される。
黒王号
ラオウの愛馬。漆黒の体色を持ち、非常に大きな体躯で、足跡は象と見紛うほど。並の拳法家はラオウが手を下すまでもなく、黒王号に葬られた。現実的にも多くの馬が人間を蹴り殺す力を備えているのだが、黒王号の場合は馬種の最大の武器であるはずの後ろ足はあまり使わず、ほとんどの相手を前足で踏み潰し、また蹴り殺していた。
ケンシロウと壮絶な痛み分けを喫し、配下の者たちから見捨てられたラオウの元にもただ一頭残るなどその忠誠心は厚かった。ラオウも「俺が身体を預けるのは黒王号のみ」と、それ以外の移動手段を拒絶している。ラオウ以外で黒王号がその背を許した男はジュウザ、ケンシロウ、バット、リュウがいる(相乗りしたのは、リン、ユリア、アスカ、ヒョウの4人)。
ラオウの死後はケンシロウとユリアの後について行き、天帝編からはケンシロウの愛馬として登場する。その時からそれまでの戦闘による負傷か、片目に布を巻いていた。修羅の国編ではケンシロウに置いて行かれたが、終盤でバットを乗せて登場した。原作の終章では、ラオウの遺児リュウとの旅を終え、マミヤと別れた後、ケンシロウがユリアによって記憶喪失になる直前に突然息を引き取った。主人公のケンシロウを除くと、バット、リンに次いで原作に広く登場するキャラクターでもあった。
第2部ではラオウの実兄カイオウの愛馬として隼丸が登場し、カイオウ版黒王号といった位置づけだった。『北斗の拳』の後に『ジャンプ』で連載された『花の慶次』では、前田慶次の愛馬・松風が黒王号のような姿で描かれている。
リュウガ
声 - 堀秀行、天の覇王:松原大典
拳王軍の将軍にして泰山天狼拳の使い手。ラオウの配下としてその覇業に貢献する。
ザク
声 - 平野正人松田重治
口ひげを蓄えた燻し銀の風貌をしている。側近の一人らしく、聖帝編ですでにその姿が見受けられる。常にラオウの傍らにあって進軍の補佐を担当していたが、ラオウとフドウの戦いで、ラオウの危機を救うべくフドウを弓で射抜いて勝負に水を差し、ラオウの怒りを買い重傷を負う。その後ユリアに治療され、ラオウがユリアを殺そうとした際にそれを止めるべく矢を射った。最後には家族の下へと帰る。テレビアニメ版でもラオウの副官という重要な役回りで登場し、最終章では終始ラオウの側近として行軍に同道。
聖帝編とその後の登場シーンで容姿の印象が異なることから、テレビアニメ版ではそれぞれ別キャラクターの扱いであり、後者のクレジット表記は拳王軍団団長である。声優も平野ではなく松田となっている。
『真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章』においては、その役回りが第2部で登場したバルガに変更されている。
ソウガ、レイナ
声(ソウガ) - 真救世主伝説:石塚運昇(少年期は宮田幸季)、天の覇王:松風雅也
声(レイナ)- 真救世主伝説:柴咲コウ(少女期は城雅子)、天の覇王:中原麻衣
ラオウとは修羅の国時代からの幼なじみの兄妹。兄ソウガは拳王軍の軍師を、妹レイナは拳王親衛隊長をそれぞれ務める。
ギラク
声 - 真救世主伝説:竹田雅則
『ラオウ伝 激闘の章』で登場する拳王軍の総参謀。ソウガ亡き後、ラオウに仕える。

親衛隊 編集

ザルカ
声 - 塩屋浩三
拳王親衛隊。ターバンを頭に巻き、巨大な三日月刀を持った中東の兵隊のような風貌の口髭を生やした男。相方のカシムと共にライガとフウガを罠にかけて惨殺した後に、追ってきたケンシロウに首長処刑刀術という技を用いて、戦いを挑むが、蹴りを延髄に当てられ、あっさり三日月刀を奪われる。ケンシロウの持つそれを白羽取りして「首長盗刃術、味わうが良いわ」と見得を切ったが、そのまま顔面に刃を差し込まれ死亡。断末魔は「あっ、い!? うれえろお!」。
カシム
声 - 北川米彦
拳王親衛隊でザルカの相方。アニメ化の際に名前を付けられた。ザルカの死後もトキの替え玉(声 - 千葉繁)を使ってトキとケンシロウの再会を阻止しようとする。だがケンシロウに替え玉の正体を見破られ、「殺せ」と言われてカシムが替え玉の男の首を刀で軽く突くと男は正体を晒してしまったため、一刀両断した。
最期はケンシロウに秘孔を突かれてトキの居場所を吐露させられた挙句に爆死。断末魔は「なのォろ…わ」(アニメ版では「うーんにゃら、ぴ!」)。
シーカー
声 - 千葉繁
拳王親衛隊(偵察隊)の一員。ヤモリのようにクネクネとした外観をしており、暗視ゴーグルを着用、そして何よりも異常に長く伸びた舌を持った、爬虫類のような男。戦闘能力は高く、動作も俊敏で、単独になったマミヤを襲って追いつめるが、ケンシロウに余裕で舌を切られた上に自分の棍棒で木っ端微塵にされる。アニメ版では彼に風貌が良く似た部下が5人もいたが、全員マミヤに殺されている。断末魔は「ぶげごげ!!ふ…ふげ…」(アニメ版では「げぁ、ぐるーんぐるーんぐるーん…やられたみゃあ」)。
ジャドウ
声 - 堀之紀
武装したバイクを駆る拳王親衛隊。ド派手なヘルメットと仰々しい外観で、ラオウとの戦いで目を負傷し一時的に盲目になっていたケンシロウを襲い、盲目ゆえの死角を突く形で傷を負わせるも返り討ちにされた。断末魔は「はかばが 」。
アニメではバイク部隊を率いて登場。またすぐに死亡せずラオウの居場所を話すが、秘孔を突かれ無理に動いたため頭が吹き飛んで死亡した。断末魔も「ぼんっ!!」に変更されている。

各地の支配者とその部下たち 編集

狗法眼ガルフ
声 - 玄田哲章、86年劇場版:八奈見乗児
拳王ラオウがケンシロウとの初戦で相打ちとなり、行方不明となった後に暴君と化した男。拳王の霊薬を作っていたメディスンシティーを占拠。「人の命より犬の命が重い」という生類憐れみの令に似た悪法を発布し人々を苦しめ、トゲの付いた金属の輪を武器に人柱を使った輪投げを楽しんでいた。
新血愁を突かれたレイの肉体の苦痛を和らげる薬を探していたマミヤを捕えて処刑しようとするが、ケンシロウに秘孔を突かれて爆死。おまけに愛犬・セキに助けを求めた際に、小水をかけられている。
テレビ版では部下に、ゾリゲ(声 - 沢木郁也)という男がいる。薬を探しに倉庫へやって来たマミヤを襲い、助けに駆けつけたレイと交戦。硫酸が封入されたボール数個をジャグラーのように扱うことができ、一発レイの肩に硫酸を浴びせたが最期は南斗水鳥拳であっさりと倒されている。
映画ではラオウの部下として登場、拳王軍行進の際に沿道に集まった観衆の声援の音頭を取っていて、テンポがズレていた村人の頭を握り潰してしまった。
アビダ
声 - 沢木郁也
ラオウの元部下。ラオウが失踪していることを幸いに、「鬼の居ぬ間の洗濯」とばかりに治領の村を占拠して「人間ハンマー投げ大会」を開き暴虐を尽くした。自らが天下を取ったと調子に乗っていた所をケンシロウに阻止され、後から現れたリュウガの泰山天狼拳の餌食にされた。原作では手下から「頭」と呼ばれていたが、アニメで名前を付けられた。部下のゴンズと同じく額に十字の刺青を入れている。先端が尖った刃物付のトンファーが武器で、アニメ版によればこれで千人以上を殺してきたという。
ゴンズ
声 - 田中康郎
アビダの部下。名古屋弁のような口調だが呂律が回っておらず、跳ね上がったお下げ髪(ツインテール)と出っ張った胴体など容姿が強烈。村人を鎖でつないで投げる「人間ハンマー投げ大会」で新記録を達成したが、大会に乱入したケンシロウに「おまえが飛ぶんだ」と蹴り飛ばされ、遙か彼方のビルの外壁に激突して破裂死。おまけに自らの飛距離記録もケンシロウにあっさりと破られてしまった。 断末魔は「あぶ!!」。

※以下はテレビアニメ版オリジナルキャラクター。

ブーガル
声 - 佐藤正治
とある村を支配している拳王部隊の男。「転界無王拳」の使い手。極度の風呂好きであり、一日に数回以上水風呂に入っているため、村の水は不足しているらしく、部下からも「もったいない」と言われている。理由としては戦闘の際に自分の体臭を消して気配を悟られないようにするためとのこと。村に差しかかったケンシロウに挑むが、秘孔を突かれてアミバのように後ろに歩かされ、水風呂に転落。そのまま水の中で破裂して死亡。
ガロウ
声 - 平野正人
とある村を支配しているリュウガの部下で、彼の部隊を率いる。刀を使い、泰山流斬刃抜刀術を使う。ケンシロウの拳を紙一重で受け止め善戦するも、抜刀術の奥の太刀をいとも簡単に破られ敗北。約束どおりリュウガの居場所をケンシロウに教え、血を噴出して死亡。
モーガン
声 - 田中康郎
巨大ハンマーを持つ二人の壊し屋を従え、とある村を支配する拳王先遣隊の隊長。車が何より大好きで、一日中乗り回しては村人を轢き殺している凶悪な男。車好きなわりに運転は非常に下手。転倒したりすると「ハンドルが甘かった」などと自分の下手さ加減を棚上げし、部下に責任を押し付ける。「自分より早く走る奴は生かしておけない」主義で、バットのバギー車に抜かれたことに激怒し、部下にバギー車を破壊させた。自分の車のことしか考えないため、壁に激突した際には村人のせいにしたうえで「自分の愛車に比べれば命などクズ同然」と村人を嘲笑っている。部下を全員ケンシロウに倒され、勝てないと判断し逃亡。しかしバットに車の部品を抜かれていたことにより、愛車で壁に突っ込み爆発した。
ドルフィ
声 - 沢木郁也
拳王支配地の村を統治する男。口では奇麗事を並べながら、部下のゼンダを使って村人達を脅して従わせる卑劣漢。最後まで暴力に屈せず人としての誇りを守り通した村長を殺害して、ケンシロウの怒りを買う。「泰山黒影拳」が得意だが、これはゼンダに太陽の光を反射させて相手の目をくらまし、その隙に攻撃を加える、という不意打ち攻撃でしかない。ケンシロウに黒影拳を破られるとヤケクソになり、ハンマーで殴りかかるも通用するはずがなく、あっさり捕まる。その後は恐怖のあまり身動き一つできず、秘孔を突かれ、ゼンダと共に爆死。断末魔は「がっちょ〜ん!!」。
ゼンダ
声 - 田中亮一
ドルフィに忠実な部下。右手についた鉄の爪が武器だが、身軽さと素早さしか取り柄がない。ドルフィと2人がかりでケンシロウに襲い掛かるも、あっさり蹴飛ばされる。この時、既に秘孔を突かれており、ケンシロウの「相棒の死刑に賛成なら手を上げろ。」の声で挙手してしまう。怒り狂うドルフィに「既に秘孔を突かれてまして!」と必死に弁解するも聞いてもらえず、ドルフィ共々爆死。断末魔は「がっちょ〜ん!!」。

カサンドラ監獄 編集

「鬼の哭く街」と呼ばれる街・カサンドラにある監獄。ラオウによって拳法の奥義を強奪された拳法家達とトキの幽閉を目的とした施設であり、獄長ウイグルを頂点とした組織が構築されている。

ウイグル
声 - 郷里大輔、天の覇王:三宅健太北斗無双大友龍三郎
トキが幽閉されていたカサンドラの獄長で、ペットとして大きな猛禽を飼っている。この巨鳥は人質にとっていたミツを餌にしようとウイグルが放った際、死の覚悟を決めたミツを見たウイグルが「面白くない」としてくちばしを鞭で切断、アニメ版にいたっては胴体まで切断して殺している。
カサンドラの獄長として、トキとケンシロウの再会というラオウにとって最も避けるべき事態の阻止を託されている。また、気分次第で暗い牢獄に入れられていた囚人を陽光の下に出したり、自分の髭を抜いてその本数で決めた囚人を処刑したりする。「ん〜ふふふ」と笑う癖があり、脱獄者など自分に挑戦を図る者や、殺されることを嫌がる者を笑みを浮かべて殺すのが趣味。命乞いする者の声に耳を傾けながら「あ〜、聞こえんな!!」と白々しく答える描写もある。我が祖は蒙古と語っているが、ウイグルとはトルコ系の名前。「泰山流双条鞭」「泰山流千条鞭」を使い、双条鞭の奥義「熊胴断波」も使う。わざわざケンシロウを埋葬するための墓穴を用意するほどの自信家で、350kg(TVアニメ版では500kgに増量)の巨体から繰り出す必殺技のショルダータックル「蒙古覇極道」は、まともにくらったケンシロウを失神寸前に追い込んだほど。
役割的には、その後の物語のキーマンとなるトキの重要性を演出するための障壁として登場した。また監獄の番人にもかかわらず「カサンドラ伝説」という強大なイメージを与えられ、背後に控える拳王軍の巨大さとラオウの影という今後の大きな流れを期待させる演出に一役かっている。
ケンシロウと善戦するも最後は北斗百裂拳でとどめを刺され、逆に墓穴に押し込まれる。そこで死亡したかと思われたが、最後の力を振り絞って再び立ち上がり、トキとケンシロウを会わせてはならぬと部下達に伝え、今度こそ真っ二つになり、本当に息絶える。
その言動は悪党そのものであるが、ケンシロウに大ダメージを与えるほどの技量や過去に多くの挑戦者を葬ってきた実績から配下の看守達からの信望は厚く、北斗百裂拳で倒された直後には看守達が一斉に敵討ちを図ろうとする劇中でも稀な場面があった。
1986年の劇場版ではラオウの側近として拳王軍を指揮しているが、後にレイと闘い、蒙古覇極道を繰り出すこともかなわず南斗水鳥拳で惨殺されている。
原作・アニメ版の断末魔は「をろあ!」、また映画版は「おい、こ、ころべ!」。
『天の覇王』ではカサンドラの獄長となる経緯が描かれており、智王ギオンの後任としてこの地位に就いたとされている。
ライガとフウガ
声 - ライガ 沢木郁也 フウガ 幹本雄之
カサンドラの獄門を守る双子の衛士。ミツ(声 - 堀川亮)という弟がおり、ウイグルに人質として取られ、なおかつ自分達の技量ではウイグルには敵わないと悟ったため監獄カサンドラの衛士に身を落としていた。ミツは二人がケンシロウに命運を託した際、ウイグルによって処刑されそうになったものの「死の覚悟が決まった奴を殺すのはおもしろくない」とするウイグルの気変わりで命を救われている。
彼らの使う「二神風雷拳」は二身一体(同じ血、同じ筋肉、同じ感性を持つ者)のみが修得可能な拳法。二人の指は自壊羅糸のような鋭利なワイヤーで繋がれており、間に挟み込んで敵を切断する。これで幾人もの挑戦者を門前払いにしており、獄長ウイグルと共に「恐怖のカサンドラ伝説」を成し遂げてきた。最初にレイと戦い傷を負わせるも、ケンシロウとの戦いでは一瞬にしてその拳を見切られ敗北。二人はケンシロウがカサンドラの恐怖の神話を崩壊させる救世主と悟り、人質である弟の命を捨てる覚悟で門を開け中へ通した。
ケンシロウがウイグルを破ると拳王親衛隊が侵攻。ケンシロウとトキとの再会を阻止するためにトキのいる獄舎への道を閉ざそうとするが、急行したライガとフウガは巨石で塞がれゆくその通路を人柱となって確保。巨石を抱えたまま拳王親衛隊のザルカとカシムになぶり殺され絶命した。死してなお立ち続ける精悍な最期はケンの心を大きく揺さぶった。
アニメでは師匠として拳王に忠誠を誓ったソウジンがおり、カサンドラ内部でソウジンと師弟対決を行う下りが追加されたほか、弟ミツが二人の目の前で処刑されるという形に変更され、ウイグルの死後に弟の亡骸を埋葬する描写もある。絶命して巨石を支え続けた描写もトキの救出後になり、拳王決死隊のブルグに殺されるという形に変更され、二人の親友として登場するカサンドラの兵士・タカ(声 - 竹村拓)が二人の敵を討つこととなった。
名前や容姿、「二神風雷拳」の名のモデルは雷神風神
ザコル
声 - 田中康郎
ウイグルの部下。彼の命令でトキの真実に触れようとする者を処刑する処刑部隊(エクスキューショナー)の隊長。トキの情報を各地から得ようとするマミヤを処刑するために派遣される。マミヤを捕えて殺そうとするが、運悪くそこがケンシロウとレイとの合流場所であったため、とっさにマミヤを人質にして窮地を逃れようとするが、恐れをなした部下が逃げるのに気を取られた隙にケンシロウに秘孔を突かれて「ぽあ!!」の悲鳴を上げ数時間の気絶状態になった。アニメ版では、その後に意識を取り戻し、カサンドラへ報告に戻るがウイグルによって始末された。

※以下はテレビアニメ版オリジナルキャラクターとして登場するウイグルの配下。

ターゲル
声 - 屋良有作
獄長ウイグルの部下でカサンドラの刑務官。黒掌十字拳の使い手。ケンシロウへの刺客として放ったベラの監視役。ベラが任務を完遂出来なかった為に彼女の母とベラを殺害するが、それを目撃したケンシロウの激怒を買い、北斗撃墜指を受け爆死。断末魔は「ひひひひひ、ひでぇぶぅ〜〜〜」。
ソウジン
声 - 宮内幸平
ライガとフウガの師匠であり、風雷拳一族の長。二神風雷拳の源である「風雷十極拳」の使い手。一族の存続のため拳王に忠誠を誓っている。ライガとフウガと対決し、弟子の成長を認めて敗れ去った。

アミバ一味 編集

奇跡の村で「デク狩り」と称し、秘孔の人体実験を行っていたアミバとその部下たち。

アミバ
声 - 土師孝也堀内賢雄ぱちんこCR北斗の拳)、興津和幸(天の覇王)、関智一(北斗無双)
自称「天才」の男。かつてレイと共に南斗聖拳を学んでいたが、奥義をさずかることはなかった。その後奇跡の村に立ち寄った際、トキに顔をぶたれたことで恨みを抱きその名を語って悪事を働くようになる。
当初はアミバとラオウとの繋がりを示す描写はなかったが、後にカサンドラに幽閉されていたトキの弁でラオウの部下であることが判明する。
ハブ
声 - 永井一郎
アミバの副官で、デク狩り隊の隊長。コンビで行動するギュウキとは正反対の小柄な男だが、アミバの秘孔によって常人を遙かに超える跳躍力を手に入れ、猿のような俊敏な動きが可能。長い棒と鋭いかぎ爪を使った猴拳(猿拳)の流れを汲む「野猿牙殺拳」でケンシロウを葬ろうとするが、ケンの秘孔突きで動きを止められ壁に思いきり叩きつけられる。その後、アミバの元へ運ばれた挙げ句に攻撃の楯にされて死亡した。
アニメでは秘孔のせいで棒から手が離れなくなったハブを、ケンシロウが棒ごと担いで旅をするなど、コミカルなシーンが増えている。
ギュウキ
声 - 岡和男
アミバの部下の巨漢。アミバの秘孔によって剛力を得ており、ハブと共にアミバの秘孔実験用人間の拉致部隊として行動。電動ノコギリを仕込んだ台上で「勝てたら食料1ヶ月分」という条件で腕相撲勝負をケンシロウに吹っかけ、ケンシロウに『さあ来い、ハゲ!!』と言われ、それに対し『その腕ブチ折ってやる!!』と挑むが敗北する。かろうじて腕の切断は免れたが前腕を豪快に折られてしまった。直後にハブに助けを求めるが「愚か者!!」と一括され棒で顔面を叩かれ額を割られた。
当時の『ファンロード』などの誌面では「ケンシロウに腕を折られただけで済んだ幸運な奴」と書かれていた。
ネバダ
声 - 野島昭生
原作では単にレイにやられている雑魚だったが、アニメ版では「かつてレイと共に南斗聖拳を学んだ同門の男だが、修行時代からアミバとつるんで悪事ばかり働いていた」という設定が追加された。
アニメ版でアミバがトキに成り代わった際に、その親衛隊長としてレイを迎え撃ったが、レイの姿を見て動揺した事から素性を見抜かれ、アミバの正体を露見させる引き金となった。断末魔の叫びは「れ、れろ、うわー!!

※ 以下はアニメでのみ登場するアミバの部下達。

ゴウダ
声 - 佐藤正治
アミバの秘孔によって熊の強さを得た男。泰山寺拳法・熊爪両断拳の使い手(作中では拳法名は出さず)。同じくアミバに強化された仲間達(それぞれ蛇、カマキリの強さを持つ)と3人がかりでケンシロウに挑んだが全く歯が立たず、ケンシロウの五指烈弾で指の関節ごと破壊される。最後はモヒカン頭の中に仕込んだ刃(しかも頭に直接植え付けている)で特攻するが「北斗双龍破」で胸の秘孔を突かれてあえなく爆死した。元キャラは読み切り版の北斗の拳に登場した同名の警察官で、ケンシロウとの戦闘シーンもほぼ原作と同じである。断末魔は「ごうだー!!!」。
ゴウム
声 - 屋良有作
木人形狩り隊の隊長。ハブやギュウキと同じくアミバの秘孔で肉体改造されており「常人の数倍のダッシュ力」を身に着けている。ゴウムの率いる部下は円盤投げや槍投げなどの様々な陸上競技のポーズから果てはグリコポーズと思しきポーズなどでケンシロウに襲いかかるが、いずれも翻車爆裂拳を食らいあっさり全滅した。
自慢のダッシュ力を活かした槍攻撃でケンシロウの脇腹にかすり傷を負わせ、残った部下3人と四方から攻撃するが、秘孔を突かれ自慢の脚力を「常人の百分の一」にされると、秘孔「考腐」を突かれて混乱した部下達に槍で刺され、全員揃って爆死した。断末魔は「うぉあ〜〜!!!」。

その他 編集

拳王侵攻隊の隊長
声 - 亀井三郎
拳王侵攻隊を率いる隊長。ガソリンを飲み干して、口から火を吐き攻撃する火闘術(アニメでは「竜吐火焔術」)を得意とする。
各地の村々を襲撃した上にマミヤの村にもその魔手を伸ばすが、危機を知って駆けつけたレイと闘う。レイの鋭い手刀から生じる真空波で腹を切り刻まれると、体内から漏れだしたガソリンが引火し「えろばっ!!」の断末魔の叫びを上げて大爆発した。
『天の覇王』では、ガロンという名前が付けられている。
でかいババア(仮称)
声 - 二又一成、PS版ゲーム:郷里大輔
拳王の部下。老婆の変装をしてケンシロウ、トキ、マミヤの一行を小屋で待ち伏せしていた大男。一行をもてなすフリをして毒入りの水で殺そうとしたが、既に正体を看破していたケンシロウから逆に「おいバアさん、その水飲んでみろ」と切り替えされ、返答に窮して襲い掛かるも顔面を蹴られて敗れた。その時に「おまえのようなババアがいるか」(アニメではおまえのようなバアさんがいるかに変更)とケンシロウは簡単に変装を見破ったことを述べている。一方でマミヤは変装だと見破れず、ケンシロウの態度を諫めていた。変装はほぼ完璧であり完全に老婆の姿になっていたが、ただ身長と体格のみがごまかしがきかず、ケンシロウやトキよりも大柄であった。
アニメ版では「拳王特殊部隊」を率いている設定になっている。また原作ほど大きくはなく、マミヤより一回り背が高いという程度であった。そのため変装を見抜かれた原因は、髭を剃り忘れたことになっている。他にもケンシロウに水を飲むように言われた際には「いやですよ年寄りの冷や水なんて」という言い訳でごまかそうとしていた。ケンシロウの蹴りを食らった際に「はがいてー」と叫び、頭から爆死した。PS版ゲーム『世紀末救世主伝説』にもルートによっては登場し、原作同様の罠で襲いかかってくるが返り討ちにあい「ばばぁの、ば、ば、ばばわぁー!!」と断末魔を残し死亡する。
ゲーム北斗無双では幻闘編のジャギの章において、全く同一の姿をした「ババア」という村の自警団を率いる老女が登場。また、彼女と同じ姿をした姉妹の「ババア」も登場する。
烈闘破鋼棍を使う大男
声 - 田中康郎
ラオウと対峙するケンシロウの元に向かうトキとマミヤの前に立ちふさがった男。「烈闘破鋼棍」(アニメでは「烈斗破鋼棍」)という2本の鋼棍(棍棒)を振って攻撃するというシンプルな技を披露するが、トキの柔の拳によって両腕を折り曲げられ、反対に相手の技を披露される羽目となってしまった。ラオウからはトキの足止め程度にしか使われなかったが、本人は殺した相手の血で愛用の鋼棍が赤く染まる程の過去の成果もあって、「拳王様に見込まれた」とカン違いしていた。
ヒルカ
声 - 徳丸完
拳王配下の最強拳を自称するラオウの部下。布(蛇咬帯)を手足のように自在に操り、相手の呼気と身動きを封じる「泰山妖拳蛇咬帯」の使い手。実子であるタンジとジロを捨て去り、また彼らがフドウの養子となると人質として利用するなど、父親の責任放棄を超えた非道を尽くした。
フドウの危機を救ったケンシロウと対決したが、自慢の拳法を力任せに打ち破られると、ケンシロウに向けて放った部下の矢で頭部を射抜かれ死亡。
アニメ版では、タンジとジロはヒルカと同じ一族の者という設定に変更されていたが、ヒルカ自身はそのことを知らなかった模様。蛇咬帯に関しては、ヒルカの部下も使い手で、カラフルな蛇咬帯を使って一斉攻撃を仕掛けた。またヒルカの最期も、原作と違って矢が頭部には命中しなかったためすぐには死亡せず、激突した崖につかまっていたが、力尽きて落下して流砂に飲み込まれるなど、幾つかの設定変更が見られる。
ウサ
声 - 千葉繁
ラオウの宮殿の執事。ケンシロウに敗れて負傷したラオウをユリアが看病した様子を見て「チャンスですよ」や「このウサもあやかりたいものですな」などと茶化したことでラオウの怒りを買い「もぽえ〜っ!ぺいっ!」(アニメ版では「わかりません!!」)と異様な断末魔を残して跡形もなく消滅した。これほどの俗物がなぜ拳王の寝室に出入りできたかは長年の謎とされてきたが、『天の覇王 北斗の拳ラオウ外伝』では拳王軍副軍師という肩書きを与えられ、トキを捕えるため策を弄している。

※ 以下はテレビアニメ版オリジナルキャラクター。

ブルグ
声 - 藤井つとむ
日本刀を武器に持ち、武者鎧を纏った、拳王決死隊の隊長。ライガとフウガを殺害するが、ケンシロウの百裂拳を受けた上、秘孔を突かれて動けなくなったところを、ライガとフウガの親友であるカサンドラの兵士タカに始末をつけられる。ケンシロウの攻撃を受けているときの叫び声は「ア!ダ!モ!ス!テ〜!ぺぃ!!」。
ダビデ
声 - 大塚芳忠
拳王配下の新兵募集隊の隊長。自身の戦闘能力は皆無で、戦いは部下に任せておき、自分は後ろで命令ばかりしている。ケンシロウに敗れた事で改心しようとしたグレンを殺すが、その非道な行いがケンシロウの逆鱗に触れる。その圧倒的な怒りの前に恐怖し、自分だけ逃亡を図るも、五車星の一人・風のヒューイにより、ついて来た部下ともども切り刻まれて死亡。断末魔は「うげ!!」。
グレン
声 - 幹本雄之
ダビデの部下で、その命令のままに動くことしかできない哀れな運命を背負った男。典型的な巨漢でケンシロウの攻撃にも耐えられる程の強靭な肉体を持つ。普段は身体に制御スプリングを取り付けている。敗北後、その悲しみを知ったケンシロウにダビデの呪縛を解かれて生まれ変わろうとしたが、ダビデに「戦えなくなった役立たず」と判断され非情にも殺されてしまう。
バルダ
声 - 池水通洋
西洋の甲冑を身に纏った男。華山三叉槍の使い手で、ケンシロウに挑む。かすり傷を負わせることはできたが、結局彼には敵わず空中で豪快に北斗百裂拳を叩き込まれ、最期は蹴り上げられ爆死。断末魔は「ぺーしーでぶ!!」。
ジェモニ
声 - 幹本雄之
武蔵坊弁慶のような格好をしている自称・拳王刺客隊最強の男。剣を操る泰山(流)剣舞術の使い手で、曰く「今までに9999人もの相手を殺してきた」という残虐な男。1万人目を飾るためにケンシロウと戦うが、二刀流の奥義「双刀剣」も彼には通用せず、自分の意思に反して動く秘孔「輪雅」を突かれて自らの首を切断。逆に自分が1万人目の死者となってしまった。断末魔は「げあ〜!!」。
名前はアニメでも聞き取りづらく、「ジュモニ」とも聞こえるが、よく聞けば「ジェモニ」である。
ヤコブ
声 - 小杉十郎太
長槍騎兵の隊長を務める男。「子供(バットとリン)を倒せばバイクの部品、大男(フドウ)を倒せばガソリン一年分、ケンシロウを倒せば新品の大型バイク」と言葉巧みに部下を鼓舞し、ケンシロウ一行の前に立ち塞がるが、全く歯が立たずケンシロウに倒された。因みに彼の部下には、かつてアミバの部下だった者がおり「俺が昔アミバ様の部下だったときに一度だけケンシロウを見たことがある」と言われたが、彼はアミバの存在を知らず「アミバ?誰だそりゃあ!?」と口走っている。
ゲンショウ
声 - 池水通洋
九人の武闘派僧侶軍団のリーダー。核戦争が起こる遙か前から山奥に籠もり、神に近づこうとしている一族の出身で、そこを拳王軍に占拠されてしまったためにやむなく拳王軍入りした。フドウのもとへと急ぐケンに立ちはだかり、鉄杖を鳴らすことで目が見えぬケンの耳をも奪い、有利に戦闘を進めるが、自から聴覚を失う秘孔を突いて心眼モードに入ったケンに部下達は敗北。たった一人残されたゲンショウは死ぬ覚悟で立ち向かおうとするが、部下達がトドメをさされていないことを知り、戦意喪失。必ず拳王を倒すと約束して走り去るケンを一礼して見送った。

元拳王軍・関連人物など 編集

ラオウが倒され、拳王軍が解体した後も物語が続いたことにより、元拳王軍の肩書きを持つ者やその関連人物などが劇中に登場した。修羅の国編では「双胴の鯱」と呼ばれる海賊の長・赤鯱がかつてラオウに仕えていた人物として登場。

ラオウの息子・リュウが登場する終章では、ラオウに仕え赤子のリュウを預かった老人・リセキが登場するほか、彼と共にリュウを預かり、その育て親としてハクリとその妻が登場。また拳王軍の馬係だったが、拳王軍解体後に大地主に成り上がったコウケツ、その上司だったジンバのほか、拳王軍屈指の良将だったが、時代の趨勢が読めずにコウケツの農奴に成り下がってしまったバルガが登場する。なおバルガと赤鯱は、ケンシロウとラオウの最終決戦を描いた劇場アニメ『真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章』にも登場している。

このほか、ラオウに弟子入りを志願して拳王軍に従軍し、後に極北の「聖国ブランカ」の国王を幽閉して君主となった光帝バランがいる。

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